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家庭内の事故、特に入浴中に注意しましょう。

 一見すると、身の危険がないように思える自宅の室内空間ですが、実は命に関わる事故が頻発しています。特に、高齢者や小さな子どもの被害が多く、注意が必要。事故の事例・起こりやすい場所なのです。今回は実際の統計データをもとに自分たちでできる対策について考えていきましょう。

 


近年の事故数状況


 2018年の1年間で交通事故による死亡者数は3532人(内閣府「道路交通事故の動向」)となっています。対して、家庭内の不慮の事故での死亡者数は1万4984人(厚生労働省「平成30年人口動態調査」)であり、死亡者数では交通事故の約5倍となっています。死因は「不慮の溺死・溺水」「その他の不慮の窒息」「転倒・転落」の大きく3つに分類されます。この三つで家庭内事故死全体の8割近くを占めていると同時に、この三大死因では高齢者が多くを占めることも特徴となっています。



「入浴中の急死」の要因-寒い浴室・熱いお湯


 「入浴中の急死」の原因についてはヒートショックが大きな要因であると考えられます。ヒートショックとは、温度差による血圧の急上昇と、それによって引き起こされる心筋梗塞や脳出血などの症状のことです。

 意識障害を引き起こす原因の一つは、浴槽内で熱中症が起き発汗による脱水状態・ 末端血管の拡張によって起きている可能性がある。そして二つ目として、浴室や脱衣室の室温と浴槽内の湯温の温度差を背景とする血圧の急変動の結果、脳虚血等が原因で起きているヒートショックであることが予測されている。すなわち「寒い浴室・熱いお湯」のなかで、熱中症や血圧の急変動のために気を失い、そのまま溺水という状態にいたっているのです。


冬場に起こりやすいヒートショックを防ぐには


 入浴の際は、暖かい部屋から寒い浴室へ移動し、そこからさらに熱い湯に浸かります。すると、急激に血圧が変化し、ヒートショックを引き起こします。浴槽の中で倒れてしまった場合、そのまま溺死してしまうこともあり、大変危険です。このような事故を防ぐために、暖房器具を設置して脱衣場を暖めたり、入浴前に浴室にシャワーをかけて暖めたりするなど、他の部屋との寒暖差を小さくする工夫をしましょう。

 また、保温性能の高い浴室にリフォームすることで、入浴後の浴室を温かく保っておくことも大切です。

佐々木組では、浴室のリフォームだけでなく脱衣所の保温性向上の提案をしています。寒い冬を安全快適に過ごせるお手伝いをしています。気になる方は、お気軽に0855-22-1963までご連絡ください。LINEからの連絡も受け付けています。

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