リフォームといえば、「トイレ・浴室・キッチン」といった水回りを連想される方が多いかと思います。
実際にリフォームをしようと思ったきっかけの第1位は「トイレの故障」、2位が「浴室の故障」という結果でした。建物は湿気の多い水回りからほころびが出てきますから、当然の結果なのですが、、、
そこで今回は、トイレのリフォームを検討している方にぜひ知っておいてほしいマメ知識をご紹介します。
便器のグレード選びは慎重に
トイレは毎日お世話になる大事な空間ですし、一度リフォームすると10年は使い続けることになります。少し思いきったグレードの設備選びをすべきだと考えています。
そこでおすすめしているのが、タンクレストイレです。
タンクレストイレとは、従来の便器の後ろ側にあるタンクがないトイレのことです。最新の設備として高級とされていたタンクレストイレも、現在は決して手の届かない設備ではなくなりました。
温水洗浄便座が付いてる標準装備のものであれば、タンクがあるタイプにプラス5万円ほどでタンクレストイレにできます。
タンクレストイレをおすすめする理由
まず、サイズが小さいので室内が広く演出できます。タンクレストイレは従来のトイレに比べて奥行きが10㎝程小さくできています。建物の中でも狭いトイレでは、この10cmだけでも思いのほかスッキリします。高さも30cmほど低くなるので、閉塞感も軽減されます。
そして、デザインがオシャレです。ツルンとして凹凸が少ないシルエットのおかげで、掃除のしやすさも向上します。便器の掃除だけでなく、これまでタンクが邪魔で、おっくうだった床掃除も快適になります。
実際にトイレのリフォームをして良かったことのアンケートでは、「便器・便座が清潔になった」、「設備が最新」に次いで「掃除が楽になった」という結果がでています。
ただ、気をつけなくてはいけない点もいつくかあります。タンクレストイレには手洗いがないので、手洗いカウンターを別に設置する必要があります。また、タンクレストイレは温水洗浄便座一体型のデザインのため、便座のみの交換はできません。故障した場合は、修理が必要になります。購入時に保証内容なども確認してください。
トイレリフォーム失敗談
最後に、トイレリフォームのよくある失敗例を少しだけ紹介します。
【床が黒ずんでしまった…】
トイレの床をおしゃれなものにしようと思って無垢材や複合フローリングといった床が選ばれることもありますが、床が黒ずんでしまった…という失敗例があります。木を使った素材は水に弱く、アンモニアやトイレ用洗剤によって腐蝕してしまうことも。無垢材は水に弱いので、トイレには不向きです。クッションフロアシートは、値段もリーズナブル。しかも耐久性があり、お手入れも簡単。デザインも豊富なので、きっとあなた好みなデザインが見つかるはずです。
【内開きにすると出入りが大変に】
間取りにもよりますが、トイレは外開きか、スペースがあるなら引き戸がおすすめです。内開きのドアだと、中に入るときにドアと便器の間のスぺースが狭くて入りにくかったりスリッパが置けなかったりすることがあります。また万が一トイレの中で誰かが倒れたときに、内開きのドアだと開けられずに助けるのが遅くなってしまうと大変です。介護者がいる場合、または将来的に可能性がある場合は特に気を配りましょう。
浜田市で新築・リフォーム・リノベーションなど、住まいの悩みは佐々木組まで。